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歯磨きさえしっかりやれば大丈夫ということではありません。食べ物、飲み物に砂糖の入った物を多く摂ることは避けましょう。 意外に盲点となっているのがスポーツドリンクです。 子どもが熱のある時、すすめられて飲むようにり、習慣的に続けた結果、たくさんの虫歯ができてしまうことがあります。 中学生や高校生がスポーツをやっていて毎日練習の時飲んでいたので、歯磨きをしっかりやっていたにかかわらず、沢山の虫歯ができてしまったということもあります。 飲み物としては、水、牛乳、緑茶、ウーロン茶、麦茶など砂糖の入っていないものをおすすめします。 生えたての歯は特に虫歯になり易いので、気をつけましょう。 児童のかみ合わせがしっかりしていない歯はプラーク(歯垢）がつきやすいのでフッ素塗布や、シーラントなど予防処置を歯医者さんでしてもらうとよいでしょう。 小学校の低学年ぐらいまでは保護者の磨き直しが必要です。この時期を虫歯なしで乗り越えられれば、その歯は将来虫歯になる可能性が低くなります。 ---------------------------------------------- 以前には、歯医者にかかっていても、「歯は年をとるとともに悪くなってゆき、最後には 入れ歯になってしまう」という考え方が一般的でした。 また、痛みがある時だけ、または詰め物が取れたとき、歯が抜けて噛めなくなった 時に入れ歯を作るために、歯科医院を訪れるというのが普通でした。 虫歯の治療や入れ歯に使う材料は科学的に研究されて、出来るだけ自然 に近いものを再現しようと試みられています。じっさい、最近の治療は大変進んでいます。 しかしながら、機能の点から言っても、見た目の美しさからいっても、自然の歯にかなうものはありません。 いったん虫歯が出来てしまうと現在の最高の技術をもってしても完全に元ど おりの状態にはなりません。また、歯周病もある程度進んでしまうと、回復は 非常に難しくなります。 現在、虫歯も歯周病も原因が解明されています。ほとんどの人の口の中に 存在するある種の細菌（口腔常在菌）が原因であることがわかってきました。 また、現代人の食生活も虫歯と歯周病に大いに関係があります。虫歯菌は 砂糖がとても好きです。野菜や穀物をよく 食べる人の口の中には歯周病菌 の数が少ないこともわかっています。
その気になればムシ歯予防はそれほどむずかしくありません。歯磨きと食事に気をつけて、時々歯科医院で検診と指導をしてもらいましょう。
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