その１３

パルスオキシメーターは継続的に指にはめていると10数秒ごとに計って表示してくれます。９9％75ヘルツとか出てきます。貧血と過喚気症候群とはスグに鑑別できますね。血圧計で血圧の測定もすれば完璧でしょうが,血圧は指に触れる動脈の感じでもだいたいわかりますね。数値を見せると患者さんが安心するのがいいですね。いろいろ話しをしなくても簡単に状態を理解してくれますから,時間が節約出切るし簡単な説明にたいして,も理解も得やすいのです。昨日初診の患者は高血圧で９８％112ヘルツだったので,抜歯は中止しました。これ（１１２ヘルツ）だと簡単には止血できませんから。９５％を切ってると貧血の恐れが有るので同様に抜歯など中止ですが,未だ貧血のケースは有りません。患者さんは測定してればなんとなく安心できるようです。それだけでも時間とコストを考えればスゴク有効ですね。マニュキュアしてると計れませんからスタッフに除効液を借りました。早く届くといいですね。

　レザー使用のたいていのビデオを見て多分術者の下手なことに驚くと思います。私は他のメーカーのビデオも何本か借りて見ましたが下手なひとが出始めのレーザーを使っていたのですから物理的なセンスの無さにびっくりしました。講習会でも本でも同様でしょう。でも最近はうまい連中も使ってますからうまく使っている人で情報交換するのがいいと思います。医療の治療方法に特許は有りませんからうまい連中は良く研究して仲間内で勉強してますね。私にアドバイスしてくれた歯科医は炭酸ガスレーザーの一番の利点は直接覆髄と断髄だと最初に指摘してくれました。半年以上使ってみてもそのトウリでした。軟化象牙質ごと焼いてから、カラカラになった軟化象牙質をラウンドバーで除去して、覆髄する時にもう一度弱く当てます。感染歯質を残さなければほとんど１００％成功すると教えてもらい自分でもやってみましたが,三年以上すべてもってます。子供の治療には本当にいいですね。他の治療はレーザーでやったから大丈夫と患者に言えるほどの効果は有りませんが,患者さんはレーザーでやってもらったと勝手に有りがたがってくれる人と,逆に大きな不安をもつひとがいます。医師とか看護婦さんは歯科医師がレーザーを使うと不安がりますね。一番の失敗はレーザーで抜歯後の困難な止血をやろうとしたことです。少しの出血ならほっといてもスグ止血できますから,わざとレーザーを使うとレーザーでスグに止血できたと勘違いして患者は感謝してくれます。かなりの出血には全くやくに立ちませんから時間の無駄になります。Ｎｄヤグなら有効ですが、炭酸ガスはちょっと無理です。無理やり止血するために止血部位を全て蒸散するパワーで使うと予後の治癒が凹んだままになるのでマズイですね。せっかく買ったのですから同じ炭酸ガスレーザーを使っている仲間を増やして情報交換してうまくなってください。歯科では炭酸ガスレーザーが一番使いやすいはずです。